Scorpio140 その1(キット紹介編)

ただ今驀進中のQuickの価格破壊のARFシリーズ。あまりの安さで品質に問題があるのではないかと懐疑的になってイマイチ購入に踏切れなかった人もNetその評判を聞いて実際に手にとって見ると価格満足度200%と噂は噂を呼び最近では注文も抽選になってしまうほどだ。
ばろの群長もさっそくその評判を聞くやいなやMagpieを購入してみるとそのコストパフォーマンスはちょっとカウンターパンチ (o ̄∇ ̄)=◯)`ν゜)・;' を喰らってしまった。垂直尾翼を若干改造しなければならないが軽く仕上がり飛びもなかなかものもで50クラスではイチオシのヒコーキだ。
そんな折、90クラスを色々物色はしていたがいきなり140クラスの開発状況が紹介されカウリングやベリーパンもカーボン仕様で価格も驚きの ガ━(゚Д゚;)━ ン !!! のサンキュッパ!! とくりゃー、とりあえず1機買っとこうと思い第2ロットを予約はしてみたもののやっぱり抽選にもれてしまった。(TДT)
そんなある時いきなりQuickさんよりメールが来て第2ロットで惜しくも抽選でもれてしまった人を対象に特別措置で第3ロットを優先的に予約ができるとのこと、仕事中でもあるにもかかわらず速攻で予約させていただきました。ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ
予約から1ヶ月半、待った甲斐があって2月になってから巨大な箱が届いた。この箱は内装箱で茶色のダンボールの外装箱に入った状態で配達された。
上箱を開けるとまずは主翼が入っている。何時ものように薄いマットとビニール袋でしっかり包装してあり品物には万全の気配りがしてある。好感度UP。
主翼の下には胴体やカウリング、ベリーパン、キャノピー、やはりマット+ビニール袋でしっかり梱包してある。
主翼とマル。ちなみに右左くっ付いている様に見えるが実際はカンザシのアルミパイプでつながっているだけ、アルミパイプのカンザシだけではちょっとマンセ〜ヽ(´д`*)ノ の臭いプンプンなのでフィルムを剥がしてガラスクロスで補強する必要があるな。
翼端ブロックの整形の様子。割合サンディングの技術のある人が作業しているらしくまあまあの仕上がりだ。アイロンがけで熱をかけてしまっているのでプランクの継目が出てしまっているのと、ソリが出てしまっているのが残念。(-ι-З)
主翼の裏はこんな配色。赤なので視認性は良いと思われ、ちなみにこの赤フィルムは結構透きとおっていて下がよく判る。引込脚仕様にもできるが固定使用にした場合はこの穴は実に困った存在になる。持った感じはフィルム張りだがかなり重めで表面をツメではじくとカンカンと軽い音がするのでかなり固めのプランク材を使っていると思われる。
エンジンマウントはベニア板の積層で作られている。コーナーにはバルサの3角材を入れてあり気配りがちょっと嬉しいがマウント材そのものは薄めなので少し心配になる。
胴体の下面の図、レーザーカットされた2mmのシナベニアで胴枠やインナーフレームは構成されている。キット付属のタンクが重心位置にきっちり収納できるようになっている。固定脚の取り付けベースもすでに接着されており基本的には固定脚仕様のようだ。レーザーカットでエンコンサーボの取り付け穴も空けてある気配りが良い。またカウリングを着けてみるとけっこうピッタリで取付用のタブも付いていて気配りは良く配慮されている。( ・∀・)イイ!
メカ室には受信機、バッテリー、タンクのみの搭載でラダーとエレベーターはダイレクトリンケージらしいがエレベーターに関してはダイレクトだと2個必要になる。はたして重心が合うのだろうか?(・ω・ )モニュ?
付属のタンクは口金はしっかりしていてYSにも問題はないと思われるが容量的には450〜480cc位との事で+100ccの物に積換える必要がある。
垂直尾翼の図、板の垂直ではなく胴体と一体で整形やサンディングも値段以上の仕上げになっている。ラダーは最近はアクロ機の考え方でカウンターが付いているものが多いがやはりこの形がスタント機としてはスタンダードだ。
尾翼の取付はアルミパイプになっているがベースの部分はこれまたフィルムを剥がしてガラスクロスで補強しないと、スナップロールなどで水平尾翼にかかるねじれ応力で飛ばし込むとクラックが入りマンセ〜ヽ(´д`*)ノの恐れがある。
ベリーパンを置いてみた。取り付けはけっこうアバウトな取付け方でしかもタッピングスクリューで固定になっているのでその部分はニシオカ製のカウルストッパーを使用したほうが取外しは楽になる。
主翼と胴体を組合わせてみた。やはりノーズが少し長いような気がするのでサーボを後に積まないと重心が合わないかも知れない。
また胴体後部は軽量化のため穴が開いているが剛性不足が心配される。飛行中にネジレが生じると飛ばし込みによりクラックが発生して胴体のマンセ〜ヽ(´д`*)ノの恐れがあり、さらに胴体のウイングボルトの辺りから20cm後方までは主翼と尾翼のねじれ応力が一番胴体にかかる所なのでガラスクロス2枚張位の補強は必須の箇所だ。
ベリーパンはカーボン製だがたっぷりの樹脂で固めてあるので内側も繊維のザラザラはなくかなりの高剛性で表面もツルツルしているがしっかり重たい。ヽ(≧Д≦)ノ ベリーパンは多少フニャフニャでもいいから軽い方が嬉しい。
キャノピーは青色のスモークでしかもすでにライン入り、後は不要部分を切取るだけで取り付けられる親切が嬉しい。
水平尾翼はアルミパイプのカンザシにより取り付けられるが角度調整機能はないので飛ばし込む人はエポキシで固定した方が良いと思われ。
カーボン製のカウリングだが、やはりたっぷりの樹脂で固めてあるがこちらはやや重たいかなと言う感じ。胴体に良くフィットするし取付ネジ用のタブも付いているので。こちらは好印象。
付属パーツ、お得意のリンケージパーツはさすがに付いていない。引込脚のカップは小さくて使えないと思う。タンクもしっかりとした口金だがこちらも容量が小さくて140には使えない。カーボン製の足は恐ろしく丈夫だがちょっと重たいが某社のマエオモテーギヤよりは確実に軽量ではあるのだが・・・・
カーボン製の足は白のウレタンでハケ塗りしてあるがこんな風に「どや、カーボン製やぞ」とマスキングして繊維が見えるようになっている所がお茶目であるが、もうちょっときれいに塗ってね、って気もする。また見ての通り欠けている所もあったりするが某社の足よりこの強度で軽いので許してしまうおおらかな自分がいる。(゜∞゜)y−゜゜

全体的にバルサは固め、カーボン部品は樹脂がたっぷりめなのでやや重めで5kg前後になりそうなヨカ〜ン。作りは50クラスや90クラスの延長なのでスタント機としては少し手を入れないと飛ばし込みには耐えられない。まあフィルム張りのヒコーキにそこまで言う必要はないような気もするが主翼のセンターと胴体はガラスクロスによる補強は必須と考えた方が良いかも知れない。
ただ140のヒコーキがサンキュッパというにわかには信じられない値段を実現しているこの意義は偉大で現在は販売中止になってしまったようだが1〜2万高くても、もとい2〜3万円いや、3〜4万円・・・・多少高くなってもキットから製作する手間や完成機を買う金額を考えるとヘボスタント屋にとっては貴重な存在なのでぜひ販売を違う形で実現してしていただけるようぜひお願いします。