Focus スチロールカット編

まずはでFOCUSという自作の2C60クラスのスタント機を以前作ったときの治工具を紹介します。写真のみなのですぐに役には立たないと思うけど何かの参考にはなると思います。
自作ACコントローラ
今ではカッターの電源はDC急速充電器で気軽に代用できるようになったが以前は電流制御にずいぶん苦労していた。ほとんどの人は12Vのバッテリーを使っているようだったが、バッテリーでは任意に電流を制御できないのでカッティング精度がイマイチで、ぼろの群長はACコントローラを自作した。
何のことはないトライアックを使った調光器その物で、回路図はトラ技(トランジスタ技術)にのっていたものをそのまま作った。
部品は秋葉原に行かなくても地方の電子部品屋さんでも問題なく手に入れることができ費用は当時\5,000位だったかな。
トライアックは10Aのものを使ったがそんなに容量のある物は必要なかったみたい。今のDC急速充電器はスイッチングによるパルス幅での電流制御だけどトライアックはACの波形幅(こんな表現ちょっとおかしい)を制御する。
中身はほとんど素人工作です。(^_^;) 無段階にコントロールできるので調子良いすっよ。

カッター
他のサイトで自走式のオートカッターが紹介されているけどこちらはそんな立派な物ではありません。なので切出しには主翼の場合、最低2人は必要となる。(2人以上いてもしかたないけどね)もう15年位使っているので年代物の部類に入いる。
主翼用と尾翼用。全長は900mmと450mmで最近の2mスクエアのスタント機の翼は切れない・・・・と余分な心配をしてみたりする。ちなみに熱線は普通はピアノ線が使われているようだけどこちらは電気コンロ用のニクロム線を伸ばして使っている。シャープな切味っすよ。(謎)
900mmのアームはMKのジュラ脚のSです。墜落したヒコーキについていた物をもらってきてバイスで真直ぐにして半分に切って2次利用(^_^;)。450mmの方はホームセンターに売っているコーナーアングルです。
熱線のテンションはギターのペグ(糸巻)を使用。これなかなかのアイデアっしょ、バンドをやっている奴にしか思いつかないけど。
テンプレート類
抜き型と言っていたけど最近はテンプレートというのが一般的なのかな?
本来は0.8mm位のアルミ板で作ればよりベターだけどほとんど一品モノ的なところがあるので3mmべニアで作ってしまう。熱線の当たる所はポリエステルを塗りペーパーをかけておく、そうしないと木肌がコゲてしまうし、熱線がスムーズに移動しないので必ず施しておく必要がある。
テンプレートに書かれた目盛りはカット時に翼根側の人が数字を読み上げ、翼端側の人がその数字に合わせてカッターを移動させる為のもので熱線の温度設定と2人の意気がが合えば横筋のない、型で成型したようなきれいなコアが切れた。すっごくアナログ的だけど・・・・
主翼用のテンプレート、他にもまだたくさんある。設計で手を抜いて主翼の翼端と尾翼の翼根を共通にしたなんてヒコーキもあった(^_^;)。
翼型は最大翼厚が40%の所にある層流翼のテンプレートが多い。
こちらは胴体用、FOCUSは胴体前上部と後上部をスチロールコア2mmバルサプランク構造とした。軽量化と胴枠を切出す手間、さらにはプランク材のサンディングが楽になった。この構造がキットに採用されないのが不思議なくらい。