Climb-400V3 (QRP)

ラダベーター サーボ
FUTABA S3103×2
受信機
FUTABA R114F
送信機
FUTABA FF7
ギヤダウン
400BB ギヤダウンユニット(付属品)
プロペラ
CAM 9×5 折りペラ
モーター
HYPER 400/35T-RV(付属品)
アンプ
GWS CS-600(MAX30A ブレーキ付)
バッテリー
8.4V 500mmA AR ニッカド
仕上
主、尾翼:オラライト(透明青)
胴体:オラカバ(白)
重量
470g
メーカーページ

■ 製作編 ■
春から夏場にかけてBBさんは自作の主翼と付けたClimb400をよく持って来ては飛ばしていた。その飛行姿勢はやはりVテールが効いてかなかなか(・∀・)イイネ!! またまたばろの群長の悪いクセで人の物は良く見えて欲しくなってしまい、さっそくヤフオクで物色しているといつものZettonさんが出品していたので開始価格で入札しておいたらアッサリ落札できてしまった。送料も少しおまけしてもらった。(^o^)丿
主翼は平面形はRockyと同じなのでわざわざ2枚目を作らずに使い回せばいいかなと思っていたがちょっと甘かった。ClimbはRockyよりも倍の重量があるのでスパーが3×3mmのヒノキ棒で補強されていた。しかも主翼の取付けは空気抵抗を少なくするためにRockyのようにゴム止めではなくポリカネジによる固定方法だった。まあ、QRPのキットは瞬間で作ればあっという間に生地完になるので主翼も作る事としたがさすがに2枚目ともなると半日で生地完になった。特にやや変則下面キャンバーの翼型だが下面プランクと後縁材がフラットなので手軽に定板で組立ができるのでネジレのない翼に短時間で仕上がる。胴体もモーターのマウント部とバッテリー室、主翼の取付け部が加わる位でこちらも半日の工程だ。気合を入れて作れば2日で完成するかも。
主翼は止せばいいいのにまたまたしっかりプランク材を#240でサンディングしたらマジでヤバイ位に薄くなってしまった。(・A ・)イクナイ! ノギスで測ると0.4〜0.5mm位でフィルムを張るとツヤが出るのでリブの波うちがよく判る。1mmのプランク材はあまり薄くなるまでペーパーをかけないようにしよう。( ゚Д゚)/ オマエダケダYO!
ちなみにパワーユニット関係はキットに付属しているので別途購入したものはFutabaのRSセット、8.4V500mmAのバッテリ、QRP推薦のCAM9×5のカーボン製折りペラとハブのセット、後はRockyの時購入したオラライトでクリアブルーのみ少し足りなくなったので買足した。

ClimbとRockyを重ねてみた。主翼は前記の通り外形形状は全く同一だがClimbにはセンター翼のスパーには3×3mmのヒノキ材が下面側に追加されている。下面側だけなのでバンザイ(マンセ〜)防止だと思われるがプランク材を薄く削りこんでしまったのでけっこう重要になった。
胴体もスペック上ではこの2機はほぼ同じ長さだが前に重量物のあるClimbはかなりテールモーメントが長い。しかも尾翼は後退角が付いているのでさらに長くなっている。
メカ積の様子、と言ってもこれだけの事だけどRockyは軽量化のため付属のリンケージロッドは使用しなかったがこのクラスはモーターのパワーもけっこうあるので確実なリンケージが可能な付属の物を使用した。サーボベットはFutabaのS3103に合せてカットしたあるのでそのまま搭載が可能。受信機はプラ板を貼付けそこにリャンメン(両面テープ)で固定した。Vテールは説明書の通りVテールの設定ではなくエレボンで設定すれば問題なくセットアップできる。
機首部の様子。パワーユニットはもちろんQRP製、オープンフレームの減速ユニットは○Mの400クラスや凶小の540のギヤダウンと比べるとピカイチの造りになっている。ギヤやフレームの精度もかなり良く割合静かに回る。クローズタイプでグリスアップできればさらに静かになりギヤの寿命が伸びると思うのだが・・・・( ゚Д゚)/ ムリユーナYO! 
モーターはマブチのRS-380PHタイプ(いわゆる400クラス)で逆転進角が施されている。それにしてもこのモーターはばら売りでRS-380の定価プラス\80で手に入るのでコストパフォーマンスはかなり(・∀・)イイネ!!
機首横の図、なぜかこのグライダーは胴体保護のためのソリがない(・ω・ )モニュ? そこでベニアで作ろうと思ったがふと見ると割箸があったので適当に切って瞬間で取り付けた、けっこう軽い材質なのでベニアよりいいかも、余った部分で尾ソリもつけこれで飛行場で飛ばしてもオッケイだ。
アンプはGWSのCS-600でMAX30Aの物だがちょっとオーバースペックなのでその下のクラスでCS-480という物でもオッケイだと思う。
胴体下部のバッテリー室、前記のGWSのアンプはスイッチがないのでバッテリの取付の時、いきなりモーターが回りださないかちょっと怖いヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!!●~*ヒイィィィ!!(゚ロ゚ノ)ノ
ちなみにバッテリは8.4Vの500mmA ARタイプがお勧め、モーターグライダーはパワーONしている時間は20〜30秒程なので容量よりもパンチ( -人-).。oO(・・・・ほとんど死語だがなぜか電動カーの世界ではよく使われる・・・・)があった方がヨイ。
特長的なVテール( ・∀・)イイ! 組立は三角材で取り付けるので組立作業は比較的容易に行なえる。QRPのホームページにも書いてあるがやはり設計にはノウハウが必要なようだ。Vテールの良い所はスタイルの他にも着陸時に草に尾翼を引っかけにくいので破損しにくいという利点がある。Climbはさらに後退角も付いているのでスキー場で飛ばす時は長い草があっても着陸で破損する可能性はかなり少ないはずだ。
こちらは下面から見たVテールの図、尾ソリを付けてみますた。リンケージロッドの穴は失敗してしております。あまりつっこまないでおくれヽ(τωヽ)ノ モウダメポ
QRPの製品だけに全体的にこだわりが感じられ高い品質で買っても損はないキットである。モーターグライダーを始めたいエンジン機屋さんに、または大きく出るが万人にお勧めできるキットっすよ。

■ フライト編 ■
初フライトはちょっと天気が良くない日だったが雨の合間を見てまずはグライドテストからヒョイと投げてやるとスーとキレイにグライドして行ったので試しにチョンとUPを引くとヒョイと頭を上げる、エレベーターの利きはOK。次にフルパワーで投げてやると思っていた以上にグングン高度を上げていく。いや〜その昔、電動機がボチボチ世の中に出だした頃、皆から止めとけと言われたけど、ひとりむきになって2機ほどやってはみたものの余りの非力さに愛想をつかしたが、今は確かにエンジン機並みのパワーかそれ以上だ。やはりかなり昔になるがCOXのTeeDee051というCOXにしては珍しくフロントインテークのエンジンで1700mmクラスのモーターグライダーを飛ばした事があるがこんなに引きは良くなかった。モーターがまだ新しいので10秒位でカットしてソアリング、またONにしてを繰り返す。ただグライダーに関しては全くの素人なのでこのグライダーがどの位の滑空性能を持っているかは全く判らないのであります。
ただVテールのせいかラダーを打つとラダー機にありがちなしっぽふって旋回するのではなくややローリング傾向が出てエルロン機っぽいような気がする。また飛んでいる時に微妙に翼を振っているのが気になる。たぶん尾翼と主翼のアライメントの誤差による物だと思うが口だけは一人前のヘボスタントマニアは妙に気になるのであります。(妙にあります調だ)
重心はやや前にしてあるが滑空性能を狙うならもう少し後の方が良いとは思うが風が多少あっても気流が悪くなければ悠然と飛ぶのでこのまま手を入れないでおくつもりだ。やや走るセッティングなのでスロープでも割合良く飛んでくれるのかも知れないので夏はスキー場に持って行って楽しもうと思っている。1機持っていると息抜きやスタントの練習の合間にけっこう楽しめるのでかなりお勧め度105パーセント、( ゚Д゚)/ スウジノイミフメイ (゚∀゚)/ ショウヒゼイデハ! (・・? サラニナゾ・・・・、ともかく目からウロコが落ちちゃうハズ。(゚∀゚)