RockyU (QRP)

エレベーター サーボ
FUTABA S3103
ラダー サーボ
FUTABA S3103
送信機
FUTABA FF7 (重いよ〜 (TДT) )
受信機
クラフトるうむ GWS Pico R-4P
バッテリー
ユニオン 4.8V 300mmA ニッケル水素電池(フタバコネクタに変更)
仕上
主、尾翼:オラライト(透明青)
垂直尾翼:オラライト(白)
胴体:オラカバ(白、ダークブルー)
重量
210g
メーカーページ

■ 製作編 ■
BBさんがハンドランチ飛ばしているとフリスビーやボール投げではすぐ飽きてしまうまるが面白がって後を追いかけるのでこれは1機導入しなくてはと思い色々ハンドランチを物色していた。お手軽にまずは1機作ろうと思いバルサカットでは定評のあるQRPのSnappyかRockyと考えていたが、スナッピーはBBさんいわくちょっとムズいそうなのですんなりRockyに決まったがあいにくメーカーは在庫切れ。しかもアキバのショップでも在庫している所はなかったのでヤフオクで検索してみるとRockyUがあった。素人にはUもVも違いがよく判らんので開始価格+\500で入札したらすんなり落札できた。

キットの内容、かなり以前に買ったキットとのことだったけど肝心の後縁材、スパー、胴体側板等はほとんど狂いがきていなかった。QRPに限らず棒材でリブの切込が入っているような部品はけっこう反ってたりするがこのキットに関してはほとんどなかった。出品者の保管がかなり良かったものと考えられる。バルサの材質は中の上位、プランク材は前縁部は板目の良いものだったがセンター部は正目の硬いものだった。後縁材は意図的にかなりハードなものだった。すべて円鋸とミシン鋸による加工で最近のレーザーカットなどは使われていない。たぶんこのメーカーはバルサの仕入量が他に比べ少なくハード、ミディアム、ソフトと十分に材料を吟味できないと思うのでなるべく均一に、適材適所に、と色々と苦心の後がうかがえる。切込に関しては正確な方で瞬間でバンバン組立てられる。図面は親切に色々書込んであるが原寸図はA3の分割ではなく1枚物の方がありがたい。
主翼のセンター部を組み立ててみますた、1時間弱で楽に組上がる。ちなみに前縁プランクはBBさんは下面に軽量化の穴を空けてあるが、つねたんさんのサイトには穴を空けても強度が落ちるだけであまり軽量化にならないと指摘があったので、ばろの群長的には死ぬほど#240のペーパーをかけて平均0.6mm位まで厚みを落としてみた。まあ自己満足の世界でどれほど軽量化になったことやら・・・・
こちらは翼端部、同じくプランク材はかなりペーパーをかけてみた。ちなみに上面プランク材はDボックス構造でしかも薄翼なので瞬間が使えず、昔ながらのセメダインCを使ってみた。
主翼の接合の図です。接合面をペーパーで調整して低粘度の瞬間でまず貼り付けてゼリー状で隙間を埋めてみた。強度は特に問題が無いようだが、センターの接合はそれだけではもたないのでガラスクロスで補強してある。
上反角はBBさんのアドバイスでセンターは+10mmで65mm、翼端側は図面通り95mmとした。
胴体の組立とフィルム張りをとばしていきなり水平尾翼の接着だが差金をあててきちんと直角を出します・・・・と、普通の人は言うけど手抜きが得意なばろの群長は正直な話、もし何かの加減で少しずれてしまってもグライダーなどでは飛行性のにはあまり性能に影響はないと考えられるのでそのままオケにしてしなうかも知れない。ちなみに主翼と水平尾翼の後から見た水平度、垂直尾翼の垂直度等も小型のハンドランチやサーマルグライダーなどでは飛行性能に影響は出にくいものと思われる。
リンケージは付属のピアノ線によるロッドは重くなるとこれまたBBさんにアドバイスをもらったのでやはりBBさんからいただいたテグスと0.6mmの航空ベニアから両引きのホーンで作った。テグスの末端処理は5周ほど巻いて瞬間をたらせばお手軽にしかも軽量に仕上がるBBさん方式です。ちなみにニートラルは多少狂うがそこはサブトリムで直してやってくだはい。
ハッチを外したところ。前方に300mmAのバッテリーと小型受信機、重心はこの配列でドンピシャ、付属のリンケージセットを使うとたぶんテールヘビーになると思われ、図面にはおもりの作り方まで書いてある位。スイッチは省略してあるが受信機からのバッテリー用の取出しハーネスはもっと短い物にしろよ、と声が聞こえてきそうだ・・・・
こちらはサーボ、BBさんはバルサ片と両面テープで固定した方が軽くなるという話をしてくれた。う〜む、胴体を組む前にその話は聞きたかったYo!!・・・・
ラダーサーボは干渉しないようにベニア板のゲタをはいております。

■ フライト編 ■
色々と教えてもらって200gちょっとで完成したが普段スタント機を持っていたりするとこの軽さはマジってな感じだ。曇り空の7/20に飛行場に持っていって風のない時を見計らってまずはヒョイっと投げてみてグライドテストから、やや右に行く程度で主翼の出来はまずまず、というか定板の上で上面、下面ともプランクしているので主翼はねじれ様もないはずだ。重心はスパーの位置でやや頭を上げ気味なので2、3コマダウントリムにしてみる。次にBBさんにめいっぱい投げてもらって本格的な飛行だがやはり慣れていないせいかピッチングや失速をやってしまう。動力を持っていないグライダーだと言う事をしっかり認識しなければいけない。
次にBBさんから投げ方のレクチャー、ボール投げの要領ではすぐ肩がパンパンになってしまうので腕を伸ばしたままで投げるようにとの事。とは言っても最初は誰でもそんな投げ方をできる訳ではなく、Mさんは肩がパンパンになりさらに足にまできて2、3日歩くのが大変だったとか・・・・。ばろの群長は中学校の頃部活で熱中したバレーボールのオーバーサーブの要領で投げる事としみた。オーバーサーブは手が完全に伸びた状態でボールを打つのでハンドランチを投げるには良いかも知れないがリリースのポイントがムズい。リリースのタイミングが遅れると水平に投げてしまったり、逆に早いと急角度で上がりグライダーが失速してしまったりするのでひたすら練習あるのみだ。この投げ方のおかげで連休の初日と翌日にかなり投げまくったが肩パンパンの洗礼を受ける事もなく楽しくハンドランチを楽むことができた。もちろんまるもゆっくり飛ぶハンドランチの後を追いかけて走り回った。
BBさんに教えてもらったセンターの上反角は+10mmで正解のようだ。あと主翼の取付け角は機速が付きにくいとの事で後縁を+1mmにして角度を 若干減らしてみると機速にのるようになり滑空比も良くなった。後は25クラスのトレーナーで曳航や2階建てキャリーなどをやってみたいと思う今日この頃である。