New Cyclon F3A はどうよ(プレビュー版)

MKの加藤さんから連絡がありいよいよ新しいCyclonが入荷したとの事、加藤さんいわく「な〜んも、変わっとらへんわ」との事でかなりガッカリしたがとりあえずまたメルトダウン(´д`; )してもいいように予備用に1台購入する事とした。
翌日、さっそく荷物が到着して開梱して見てビックリヽ(`Д´)ノ  別物とは言わないがかなり改良が加えられてやはり新型といっても良い位の内容になっていた。とりあえずプレビュー版ということで見た感じで少しレビューを書いてみます。

なんと言っても1番眼を引くのが金ピカのアウターローターに刻印してあるCyclonのロゴ。かっちょエエェー(゜∀゜)
パープルのアルマイト処理がされた本体と金ピカのアウターロータ、さらにはレトロな雰囲気のデザインはプレッテンバーグやハッカーのアウターローターがいかにも工業製品的なデザインになっているが、それとは全く趣が異なりいかにもフランス人らしい洒落っ気たっぷりのデザインでほかのブランドは今のところ全く眼中にないのです。(゜∀゜)

DO-TOPに載せている交換してもらったCyclonが10回以上飛んだので外して点検してみる事にして、ついでに新型と比べてみる事にした。
こうやって2台並べてみると外観的にもかなり違いがある。 まずスカート型のマウントが大きくなりステーターとローターが後方に移動された。そのおかげでスカートとアウターの間隔がほとんどなくなりハイペリオンのようにダブルベアリングではないがローターがシャフトの固定点に近くなりブレに対してより安定度が増していると思われる。
さらにマウント面とドライブワッシャーまでの長さ(83mm)を共通化しているので首長になっている。

上から見てみるとステーターが良く確認ができる構造になっているが基本的に構造には変化がない。バックマウントでしかもこの構造なので前面からのエアーは内部に流入するので放熱はかなり良いと思う。見た目で巻線の太さは変更が無いようでターン数も変更になっていないと思われる。ただKV値は公表されているがターン数は公表されていない。

リヤビューもかなり異なっている。リード線はかなり太くなり被服もシリコンになり、マウントの後部から出ているのでアバウトな巻線の処理はうかがう事ができなくなった。M4の取付けネジも6箇所に倍増しているが位置が異なるのでそのまま交換はできない。
ちなみにマグネットははっきり数えたわけではないが増えているような感じで新型の方がマグネット間の隙間が狭くなっている。ひょっとするとマグネットの数は同じでサイズが大きくなってるかもしれない。ちなみにシャフトを回してみるとかなりゴギング(シャフトを回す時の引っかかり?)が強くなり、どちらにしてもマグネットはかなり強力になっているのでパワーアップ(トルクアップ?)がされていると思う。

残念ながらそのままではDO-TOPにはマウントが大きくなったので取付ける事ができない。現状のマウントをかなり変更しないと取付けられないのでただ今思案中だ。どちらにしても新しいヒコーキを用意する必要がありそうだが現状ではギヤダウンにすっかり押されてしまっているがプロペラなどの周辺が最適化されてくればいずれはアウターローターに移行して行くと思う。
ともかく楽しみが増えてますます電動機に夢中になりそうだ。

(2006/05/17 記)


■ 08/15 追記 ■

8月になってからいきなり加藤さんからTELがあってCyclonがリコールがあったとの事でさまだ使ってはいないのでさっそく対応してもらった。送られてきた新Cyclonはまたまたかなり改良が加えられていて、このメーカーの対応には評価できる。
改良点は写真の通りでドライブワッシャーがノックピンで固定されて緩みを防止している。また取付面からドライブワッシャーまでの距離が83mmとなっているはずが明らかに長かったがそれも修正されている。さらにドライブシャフトはプロペラがはまる部分はネジが切ってなくプロペラをセンターリングを使わなくても正確に出せるようになった。細かい事とはいえ常に良い事は取り入れるこのメーカーの姿勢には大変評価できると思う。

付属のマニュアルにはなにやらCycron110の写真が載っている。どうやら他のメーカーでもやっている単なるショートステイターモデルのようだ。それにしてもネーミングが110とは明らかにYS FZ-110を意識しての事だと思うがこのクラスのデファクトはこのエンジンだと言う事を物語っている。

このシリーズの仕様です。FAIの規定で10セル以上は使用できないので電流は通常はフルパワーで70A前後流れるので2590Wとなる。気分的には12セル使えれば電流がもっと楽になるのだが・・・・