何だかんだでこのヒコーキばかり・・・・ FOCUS2
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2号機は胴体を塗りにして主翼と尾翼をフィルム張りと考えていたが気が変わってオリジナルのフラッシュのようにオールフィルム張りにしたが、張り終わった主翼と胴体を持ってみるとあまりにも軽いのでウレタンをこれでもかとばかりに吹き付けた。結果、1号機よりも100gほど重くなりスタント機としてはまあまあの重量になった。松本で行われた検定会ではラジコン技術誌に写真を載せてもらっちゃった。結果は・・・・(汗)
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このヒコーキは生地やカバーリングまでは比較的短時間に完成したがまだカウリングもキャノピーもなかった。まずはキャノピーから作ることとして20mmバルサを積層して凸型を作りポリエステルをしこたま塗り重ねて表面をカチカチにして最後はコンパウンドで仕上げたがこの時点でけっこう疲れてきた。次に押し型を12mmのベニアで作りいざ成型。ところが押し型に0.8mmの塩ビ板をはさみガスであぶってフニャフニャにして凸型に押付けるが伸びきらずうまく成型できない、更にあぶって押付けると今度は穴が開いてしまう・・・・(~_~;)
何枚か失敗して訳が判らなくなったので近隣の山梨県に引っ越してきた西岡さんに電話でそれとなく話を聞いてみる・・・・伸ばそうとすると慣れていない人はうまくいかないので型に沿わせれば良い(?)という話をうかがった。そこで押し型を止めて、塩ビ板の両サイドに2本の角材を固定し、親友と2人で角材を持ち今度は上面カーブが型に合うまで伸ばす程度にして側面は塩ビ板は型の下方に折り曲げるようにした。すると押し型の苦労はウソのようで簡単に成型ができた。しかもほとんど伸ばしていないので夏の暑い盛りでも(信州の夏の暑さは知れていると言うこともあるけど)変形するような事はなかった。 とりあえずキャノピーができたところで買ったばかりENYAの後方排気の60Xを取り付けた。ギヤーポンプはサイド排気の物が調子良かったので気を良くしていた。カウリングはない状態でいつもの地上で1タンク、ブルブル回したあとは上空で飛ばしながらナラシを行う、地上でブルブルやるのって何だか燃料の無駄のような気がしてあまり好きじゃないのです。ホコリも吸うかも知れないし・・・・ キャノピーのあとは今度はカウリング、また20mmバルサを積層してまず雄型を作ります。これまたポリエステルをしこたま塗って最後はコンパウンド仕上げ、ピカピカにします。離形剤を塗り雌型用のFRPをガラスクロスにポリエステルを塗って形成します。当初、1体物の雌型の予定がいざカウリングをその雌型から作り離形させようとしてもどうしても抜けず(T_T)。あきらめて右左別々の雌型としたらさすがにパッコ〜ンと離形するようになった。ピンホールだらけではあるが、自作のカウリングの完成だ。初飛行から1ヶ月遅れでカウリングがヒコーキに付いた。 1号機は半年ほどしか手元になかったが2号機は完成から現役引退まで2年間飛ばしたが、(エンジンも合わせたようにオシャカになった)さすがに世の中は4サイクル120の時代になりFOCUSのすべてのコンポーネントを使いYSの120用にとサイズアップした"TRON"へとバトンタッチをした。エンジンはサビだらけになってもう回す事はできないがヒコーキはサーボも受信機も付いたまま今はホコリをかぶっている。 ちなみに3号機はいまだに生地完のままホコリをかぶっている。3機同時というのはちょっと無謀だった・・・・ |